冷蔵庫の引っ越し作業について
冷蔵庫は、重量も大きさもかなり有るものが多く、少しでもぶつけると表面が凹んだりするので、荷物の中で最も重量のあるものだと言えます。
その為に、例えば新品を家電販売店で購入した際に、そのお店で手配された業者がユーザーの希望の部屋に設置することが出来ず、断って置いて帰ることもあります。
この様な場合は、引越し業者に作業の依頼をすれば大丈夫です。
最近では2階にキッチンがあり戸建も多く、この様な場合は引越し業者ではないと対応が難しいのです。
また、吊り上げる窓やベランダの位置や強度、その近辺の障害物の状況によっては、一般的な引越し業者の作業員では対応ができない場合もあります。
こういった場合も、特殊なテクニックをもった作業員を用意できる引越し業者があります。
普段の引越しでも、金庫やグランドピアノなどの相当重い重量物を、高い壁や塀を越えて搬入するような作業が必要になることもあり、そういった時に活躍するスタッフがいます。
大抵の場合は、引越し業者と提携している協力会社ですが、いずれにしても皆さんが依頼をされる際は引越し業者で大丈夫です。
冷蔵庫の作業に関してよく質問があるのが、横倒しにして運搬しても大丈夫かというものです。
結論から言うと、横倒しにしても大丈夫です。
ただ、横倒しにした場合には移動先で設置後に、電源をすぐに入れずにしばらくそのままにしておかなければなりません。
冷やす為のコンプレッサーの中にあるはずのオイルが外に出てしまっている可能性があるからです。
その状態で電源を入れると、コンプレッサーが空焚きの状態になって故障するそうです。
冷蔵庫を正常の状態で数時間放置しておくと、オイルは完全にもとの位置に戻ります。それから電源を入れれば、横倒しにして運んでも何の問題もないそうです。
また、最近の冷蔵庫はそもそもオイルが外に出た状態では電源を入れても、動かないように出来ているものもあるそうです。
私は、引越し作業員時代にも業界引退後も冷蔵庫のメーカーに問い合わせをして確認したことがあり、それが上記の内容でした。
ただ、一部のメーカーによっては横倒しは駄目というところもあります。
ご心配のようなら、皆さんのお持ちの冷蔵庫の各メーカーに問い合わせをされるのが一番確実かもしれません。
|